※こちらは2015年に書いた世界一周旅の記録です


2015年9月24日


列車に乗り遅れ、
バレンシアに着いてしまい

やっとクエンカに着いたと思ったら


闘牛に巻き込まれました。


クエンカ旅、後編です。






スペインのマドリードから


高速列車で1時間の場所にある


世界遺産の街クエンカへ
4時間半かけてたどり着きました。

AVEの駅は街から離れているので

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この12番のバス(1.25€)で移動です。


30分ほど待ち15分で街へ。


そこから旧市街までは


徒歩でも行ける距離ではありますが


坂になっているし安いので


1番のバスに乗り換えて一番上まで
行こうと思ってました。

30分に1本のバス。


しかし待てども待てどもバスは来ない。


というかお店も軒並み閉まっている。


こんな閑散とした街なのかしら??


全くバスが来ないのでタクシーで


5ユーロで連れて行ってもらいました。



駅の時点からタクシー使えばよかった。


しかしタクシーのおっちゃん


よく聞き取れなかったけど

『今日はホリデーだ』


『ゲートの前までしか行けない』

『街はクローズしてる』
とか言ってる。

ホリデーだからお店が閉まってるのか!?

タイミング悪い時に来たなーと思い
旧市街の手前で降りると

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街並みが美しいじゃないか。


ホリデーで人がいなくていいじゃないか。


と、歩いて行くと
何やらパーティーしてる人々と音楽が。

ああ、ホリデーだからみんなハッピーね。

と、再び歩いて行くと、
何やら人だかりが。

パーティ中すまないがちょっと通りますよ。

と、人垣を越えると何やら木の柵が。


その時、悲鳴が聞こえ、
人々が迫ってきました。

何!
何!!(゚Д゚) 何やってんの!?

『牛だ!』

とまさ兄の叫ぶ声が聞こえ

そんなバカなと思いながら柵の後ろで


人垣に揉まれてました。


近くのおっちゃんに、
闘牛のジェスチャーをして

闘牛かい?と聞くと


ウインクして親指を立てる

ゴキゲンな返事が返ってきます。


闘牛かい!!


危ないよ!
人死ぬやつじゃん!

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レスキューとか来てる本気のやつだし。


でも苦労してクエンカ来たし

柵の外からチラッと見れるならラッキーかな。


と、牛が小屋に入って皆が動き出したスキに


奥の広場へ進んで行きます。


インドで牛は見慣れていたはずでも

興奮した牛は怖い。

というか、地元の人達が
凄い勢いで逃げてるってことは

本当にやばいやつなのか、牛。



ただクエンカの素敵な街並みを見に来たのに...


大聖堂の前の広場に行くと大勢の人が


階段の上や高い場所にいたので


階段の上から牛を待ってみることに。


そして牛がやって来ました。

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どうしてでしょう不思議ですね。


こちらへ向かって来ました。


どうしてでしょう不思議ですね。

階段の上まで登って来ました。


もう無心で階段を駆け下り逃げました。


牛!怖!!


ただ私は素敵なクエンカの街を見たかっただけで...


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 勢いで登っちゃって牛も

どうすればいいのか分からない状態。

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牛のお尻にしっぽがフィットする形を見て


旅人のたっくんが


『グッドデザイン賞やね』


と言っていたのを思い出します。




いやいや、
牛撮ってる場合じゃない。

いのちをだいじに。

牛を迂回して柵を越え、
街の上まで登って逃げました。

クエンカからの素敵な景色を見ながら

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アイスクリームを食べて気持ちを鎮め


いざ観光。


もう日が落ちかけているので駆け足です。


といっても街中は牛追ってるので、
外側だけ巡りました。


崖にレンガ作りの家々が並ぶ風景。

水曜どうでしょうで夜景をバックに

大泉さんが言ったセリフを思い出します。

DSC_5982のコピー

これの写真も撮ってた。

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意味が分からない方すみません。

多少やり過ぎた感はありますが満足です。



宙吊りの家というのがあるらしいのですが

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おそらくこれかな?
という感じで終了。

ちょっと牛に追われた興奮が


収まらないままタイムアップです。

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帰りの列車は21:43分発


マドリード22:38分着。

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もう真っ暗。

宿までの道は大通り沿いで


人通りも多い場所で
手ぶらで歩いてはいましたが

この日は何が起きてもおかしくない。


通りすがりのカップルに


『この先は危ないから気をつけてね』
とか言われるし。

へんな奴だと思われるためにフードかぶるとか

意味不明の行動もします。


1日のシメに
首絞め強盗に遭うんじゃないかと

ビクビクしながら宿まで辿り着きました。


宿が郊外の方は夜は
絶対タクシー使ってください。

路地裏怖すぎ。




本当に長い長い1日でした。


疲れ果てたけど、スペイン楽しい。


落ち込むこともあるけれど、
やっぱり私

この町が好きです。


と、魔女宅でシメておきます。