※こちらは2015年から書いているブログの記録です。
2016年9月28日
カンボジアへ訪れた目的のひとつに
カンボジアシルクの入手がありました。
マクラメを絹の糸で作るのです。
ということでクメール織物研究所へGO!
『クメール織物研究所』は
シェムリアップのオールドマーケットから
徒歩10分ほどの場所にあります。
No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune, Siem Reap
Tel Office 063-964-437(クメール語対応のみ)
看板には日本語で『クメール織物研究所』とあります。
高床式の建物の2階へ上がると
たくさんの布やストールやハンカチなど。
ネコがびっくりするぐらいなついてきました。
よし、うちの子になろうか。
かいこや糸などの見本や
タオルやネクタイ。
そしてお目当ての糸です↓↓
織物も繊細で素敵でした。
糸は光沢も色も美しく
触り心地もしっとりでうっとり。
おみやげにはハンカチなどもいいと思います。
ココヤシやバナナ、アーモンドからできています。
なんと色落ちしない草木染め。
世界最先端らしいです。
こちらはラックカイガラムシ。
これもいい手触り。
最初値段を見て『た…高い…』と思っていましたが
これを作る過程や質や
この売上が何に使われているかを知ると
もっと買っておけばよかったと思います。
実はこのカンボジアの伝統織物ですが
内戦下で途絶えかけていたものを復興させ
村を作った日本人がいるのです。
TVなどでも取材され本も出ているので
知っている人もいると思いますが
森本喜久男さんという方。
元々は京都の友禅職人さんなのですが
カンボジア伝統織物復興のためIKTTを立ち上げました。
土→桑→かいこ→糸→織物という土台を整えるために
荒れ地から井戸を掘り
暮らせる小屋を建て
開墾や農作業以外に染め織りの作業もはじめ
子供たちのための寺子屋もはじめ
ジェネレーターで夜の団欒に電気を灯し
作り手の環境も整え、少しずつ少しずつ
10年かけて森と村を育てたのです。
こんな簡単に書いてしまっていますが
強い情熱と努力を感じます。
もう少しちゃんと知りたいという方は
IKTTクメール織物研究所のHPなどご覧ください。
あと、この方のインタビュー記事もわかりやすいです。
おお、
いやいや、いつも真面目ですよね。
真面目なブログなので(強調)
余計なこと書かないうちに終わりにします。
ドロン。